今頃になってから気づいたけど

躁と鬱の間をふらふらしながら、音楽聴いたり読書したりアニメ見たり。

努力・友情・勝利

私は実家を出た時にテレビを買わなかった。誰かに貰った16型ブラウン管で
たまにファミコンをする程度だったので、今の家に引っ越しをした時も、
2人とも必須ではないと判断して買わなかった。

それが去年の春テレビとブルーレイ・レコーダーを買った。
私は6年間テレビのない生活をしていた。つまり知ってるテレビの機能は6年前。
Gコード入れなくても予約できるのか。番組表がテレビに出るのか。
夫婦共にアニメ好きなので、すぐに深夜アニメをくまなくチェックし始めた。
地方局の再放送の恩恵も受けた。テレビ神奈川は大好きだ(※埼玉県民だけど)

そうしてテレビのある生活を享受していた私はある朝プリキュアを観た。
再放送の「スマイルプリキュア」だった。

アニメは好きだけど、いわゆる女児向けアニメにはさすがに興味も失せる年齢である。
寝ぼけながらほとんど音声だけを聞いていた私に、敵キャラと思われる人が猛烈に語りかけた。
協力するなんてバカバカしい、自分だけが勝てばいい、友達なんていらない、
宿題なんて消えてしまえばいい、運動会なんて要らない、
「なんて正論なんだろう」と思った。これにどう反論するんだろうと興味が湧いた。
プリキュアは見事に反論した。キレイ事でない事実も交えながら
(確か「運動会であの子が躓いた時はそう思った」のようなことだった気がする)
それでも仲間がいることの良さ、協力することの大切さ、などをとうとうと説いた。

そして魔法ではなく、己の立つ場所から動き、走り、敵を殴り、蹴り、突進し、倒した

魔法少女じゃないんだ。きれいごとだけじゃないんだ。
そう思い始めてから各局で流れる再放送と、現在放映中のシリーズも見始めた。
マックスハート(初代2期)の最終回は盛大に泣いた。
昔観たような、
敵が強くなればこっちにも隠していた切り札の必殺技があるんだから!
と見たことない必殺技で最終回を終わらせるような展開ではなく、
一度は敗れた同じ必殺技を繰り返しぶつけ、殴り、蹴り、頭突きし、
泣きながらも諦めずに立ち向かった。

そんな風にプリキュアにハマっていき(夫婦で)
現在再放送されているドキドキプリキュア(2013年)を見ているが、
これがまだ中間点くらいなのに名作の匂いがする。
主人公は誰とでも仲良くなろうとし、人を助け、情に厚い(敵とも友情を築く)
中学生なりの悩み(友情関係や将来の夢)もあるけど、全員で伝え合い乗り越える。
どんな逆境にも「ひとりじゃない、みんながいるから強くなれる」を合言葉に敵をガンガン殴る蹴る。
最後の試練と言って、更に強い武器を得るためにものすごく強い敵と戦ったりする。
セラムンだとそういう武器は自然と空から降ってきたような記憶。

プリキュア5つの掟、なんてものもある。体育会系か。
「負ける訳にはいかない」という強い思いが、彼女たちを戦闘へ何度でも向かわせる。
常に背水の陣。故に必死で、どんなに敵わない敵でもがむしゃらに突っ込んでいく。そして勝利する。

夫がボソリと呟いた。
「努力・友情・勝利。これはジャンプだな」

確かにその通り。もう少し対象年齢が上がると途端に
「巨乳お色気女子他テンプレ女子だらけ」か
「イケメンに囲まれ逆ハーレム」かのアニメが増えていく。
アニメに巨乳もイケメンも求めていない我が家にはプリキュアはとても相性が良い。

異空間で魔法を唱え、自分は無傷で、相手もよくわからない謎空間へ消えていき
倒されたことにするようなストーリーより、プリキュアはよっぽどわかりやすく爽快である。
(初代以降は段々と魔法少女色が強くなっているが、殴る蹴るは健在)

今シリーズ「ハピネスチャージプリキュア」はまた気色が変わっていて、
ドロドロの恋愛模様が描かれている。
中学生なのに「愛はすべてを救う!何よりも強い!」と言って好きな人のために戦うけど
好きな人とその元カノがヨリ戻しちゃって目の前でチューするという展開に、
拷問レベルの恋をして女子は女になるのか…と思わず涙をそそられる。

でも今期のシリーズが不評だろうなとは感じているので(なにせ前作がアレだから無理もない)
ここから最終回までの流れは期待したい。
劇画調で終わったり、真っ暗な画面に「つづく」と白地で出たり、なんだか色々とおかしいが。

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