今頃になってから気づいたけど

躁と鬱の間をふらふらしながら、音楽聴いたり読書したりアニメ見たり。

音楽が好きということ

音楽が好きです。

「音楽」というジャンルを愛すること

音楽が好き、というと「なんとかという歌手」「なんとかというジャンル」「年代」
様々な方面からの好みが細分化されてます。もちろん自分が特化して好きなモノというのは存在します。私で言えば、青春パンク。シックスティーズのブリティッシュ・ロック。※ブルハとビートルズなわけだが
夫はハードロックとメタル。エアロスミスとハロウィン。※ジャンル分けについての苦情はご勘弁願いたい。二人共あまり詳しくないので。


でも細分化されたもので音楽を語ると、大体は好みが噛み合わない。当たり前だ。音楽というジャンルがどれだけ細かく分かれているか誰にもわからない。AKBを好きな人も民族音楽が好きな人もみんな大雑把にまとめたら「音楽好き」になるからだよね。

某巨大野外洋邦ロックフェスで夫と知り合い、付き合い、結婚して私は「音楽というものを愛している」という感覚に変わった。
好きなジャンルはある。アーティストもいる。方向性も決まっている。でも、全部ひっくるめてどんなものでも「音楽」だったら、好きになれるなぁ、なるようにしたいなぁ、という気持ちがあるのだ。

フェスに通い始めた頃、知らない音楽に対して貪欲になった。それを知っている人に会うのが楽しくなった。知らなければ知らないものほど、相手が詳しければ詳しいほど、躍起になって話を聞いたり音源を聞いたりするようになった。

新しい音楽を好きになる最大のきっかけは、私の場合「それを愛している誰かの熱意」だと感じたからだ。何歳だろうがどこに住んでいようが異性だろうが、目をキラキラさせてそれが自分にとってどれだけ大きな存在なのか、どれだけ好きなのか、そういう話を聞くのは、相手が誰であっても楽しかった。

夢中になって、色んな人に出会って、話をして、そのうち、真反対の趣味だけど愛情は同じかそれ以上の、おかしな人を見つけてその人に夢中でくっついていってるうちに、気がついたら結婚してた。

夫と私の音楽の好みは殆ど噛み合わない。普段聞くジャンルも違う。故に、私は夫に、夫は私に、自分がいかにこの音楽を愛しているか、愛し抜いているか、人生かけているか、を説く。酔っ払いながら、ライブを見ながら、フェスで歩きながら、音源聞きながら、自分の何がこの音楽に揺さぶられるのか、どう影響されて今の自分があるのか、普段無口な夫も、普段からよく喋る私も、ひたすら説く。たまに泣く。喚く。
※居酒屋で語るうちに泣きだして店員さんに心配されたことがあった

そんな音楽バカ夫婦だけど、他人の好きなものを批判はしない。よくある「洋楽通は邦楽をバカにする」とか「某握手券販売アイドルをバカにする」なんかを我が家ではあまりしない。他人の好きなものを利益もないのに批判するのは人生の時間の無駄だと思う。そんな暇があれば自分の愛し抜いているものへの愛を深めたい。※1時間批判して10000円ならやってもいい

愛しているものがあると強くなれる。それは恋人とか家族とかじゃなくてもいい。音楽でもいいし映画でもいいし俳優でもいいし、もしかしたら宗教でもいいんだと思う。それをとことん愛し抜いて、人生かけて愛を捧げて、呼吸をするように愛し続けると他の人が愛している何かを批判するのが、ほんとに馬鹿らしくなる。それと、他人にどんなに批判されても気にならなくなる。本当にそうなるよ。スルースキル。

※私の愛し抜いてるバンドはGLAYだけど、「太った」オワコン「昔は好きだったけど今は微妙」など、ありとあらゆる批判を目にするけれど堪忍袋にかすりもしない。批判する人達の何百倍もそれを愛している自信があるから。「批判する前に私より長く深く盲目的にGLAYを知って愛してみろ」と心のなかで思ってる。

つまりまとめると「愛は地球を救う」んだと思うよ。というプリキュア的なオチしか思いつかない。

※ちなみに口パク批判されるPerfumeについては「彼女たちは歌で勝負する歌手ではなくパフォーマンスで勝負するパフォーマーなので生歌を歌う必要はない。歌の魅力は彼女たちの魅力のほんの一面にすぎない。」
握手できるアイドルについては「彼女たちは成長過程も含めて、思春期の少女というもの全てを商品としているのだから歌という一面にすぎないもので全てを評価しようとするのは違うと思う」という持論が一応ある。あるけど否定されても別に良いと思ってるので、ご勘弁。

※特にGLAYのボーカルTERUさんのビジュアルについての批判は定期的に目にするけど「てるさんのほっぺにはいちごましゅまろが詰まってるからふっくらするんだよ★」という持論を通している。異論は認めない。ちなみにそのましゅまろはいっぱいになると5年に1度位のペースでお口から出て行くのでたまに顔の輪郭がすっきりする。異論は認めない。