今頃になってから気づいたけど

躁と鬱の間をふらふらしながら、音楽聴いたり読書したりアニメ見たり。

読書感想文 綿矢りさまとめ

出版されてる小説は全部読んだはず。
デビュー作『インストール』からリアタイで追ってるファンです。
影響で太宰治デビューしたりした。
私にとって「代弁してくれる」「生々しい言葉選びをする」「共感する」作家。

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大地のゲーム
震災題材の大学生主役本。面白かった。ちょっと切り口の違う綿矢節。

しょうがの味は熱い
同棲男女本。綿矢さんの切り込みは本当に生々しい。

かわいそうだね?
女と女の友情とは、本。いいと思う!いいと思うよ!

ひらいて
いわゆる「クラスの中で目立つタイプ」の主人公が
いわゆる「陰も存在も薄い男子」に恋をした話。
目立つ、友だちがいる、故に突っ走る主人公の痛々しさが 高校生らしくて良かった。
綿矢さんだからこそ書ききれた展開だろうなぁ。

暴力的で、空っぽで、がむしゃらで、盲目。
女という性別として強い女の子が主人公だけど、
抱えてるものはきっと本人ですら自覚ないくらい深いんだろうな。
たとえと美雪がすごく優遇されたわがままな人間に感じた。
綿矢さんの文章の独特さ、大好き!

勝手にふるえてろ
イチくんとニくんの話。ここ数冊の中ではかなり好き。