今頃になってから気づいたけど

躁と鬱の間をふらふらしながら、音楽聴いたり読書したりアニメ見たり。

可愛い世の中

可愛い世の中

可愛い世の中

感想書いてなかった。2週間くらい前に読了。

またもやタイムリーな、独立願望の強き女性の結婚の話。山崎さんの本はもはや小説の形をとったエッセイというくらいの美しさがある。こういう様式美なんだな、このひとのかくものは。

スーツで披露宴をしたい主人公に、理解されるかされないか、本人の意図がどうであるかは関係なく、結局は見た目の印象で決まるという話。悲しかな、その通りなんだよな…
自分たちですべてを賄い、親からの支援は一切ない式を挙げても、来た人はそうは思わないし、それを主張したからって感心されるわけでもない。だったら支援もらったほうがよくないですか…←

愛を注ぐだけの関係であってもいい。共同生活者とか、子育てのパートナーとか、全部を一人に求めるから、夫婦はうまくいかなくなる。愛を注ぐだけならうまくいくのに、となる。人間関係の妙があるなぁ。

ここ最近の作風でまた変わった感じがして好きです。
でも山崎さんの恋愛小説ならニキの屈辱一択!