今頃になってから気づいたけど

躁と鬱の間をふらふらしながら、音楽聴いたり読書したりアニメ見たり。

接触

他人に突然さわられると、尾を引いてダメージになる。

と、気づいたのは最近。劇場に行きだしてからそういう機会が増えたから。
他人といってもまったく見ず知らずではなくて、それどころか相手は私を幼稚園の頃から知ってる人だったりする。私だってその人のことはよく知ってる。

けど、少し大きな声と一緒に腕や肩に触れられたら、もうだめだ。心がくしゃっとちぢまって、高いところにいれば飛び降りたくなるし、車を見ると飛び込みたくなるし、訳もなく泣けてくる。怖いんだ。怯えてるんだ。

母親はほとんどスキンシップをしない人だ。抱き締められた記憶はほとんどない。そういう性格なのはわかっているから、別にそれはそれでいい。今は母親がスキンシップ以外の愛情を与えてくれてたこともわかる。

ただ、ダメなんだ。怖いんだ。表情も声のトーンも変わらないのに、強い力で接触されると、怖がってることに気づくのすら数時間後になるくらい、その瞬間はただ心が凍る。

でも劇場はやめたくない。
どうバランスがとれるのか、自分を観察しながら生きてる。少し怯えると、すぐに心が凍る。つらい。何もかも忘れてずっと眠りたい。去年は平穏な日々だったとすでに懐かしい。

私が触れられて安心できるのは、夫だけだ。その夫相手ですら、少し大きな声を出されるだけで、逃げ出す。からだが動くだけ、まだマシなんだと思う。

人間は、怖い。
だから、温もりも吐息も感じない、声の大きさも伝わらない、ネットの世界が心地いいんだろうな。