今頃になってから気づいたけど

躁と鬱の間をふらふらしながら、音楽聴いたり読書したりアニメ見たり。

『ラブコメ』松久淳、田中渉

ラブコメ

ラブコメ

2004/09/15 に読み終わり。
天国の本屋」「恋火」などを書いた二人の新作です。
前2作はほろりと泣けて切ない恋物語だったのから打って変わって、
この本はタイトルどおり笑いが随所にちりばめられてました。
ネタバレしない程度に感想と内容を交えて語ります↓

花屋の店長で、めっちゃサバサバとした男のような性格の主人公(女)。
声優から脚本家になり、めっちゃ気弱で存在感の薄い主人公2(男)。
この二人を中心にいろんなところでいろんなラブコメが繰り広げられてます。

この二人のかけあいも笑えるけど注目は二人を囲むサブキャラクター。
主人公2の隣の部屋の渡辺さん、寿司屋のマニアックな板前さん、飲み屋の恋愛マスターな3兄弟。
花屋で働いている涼子ちゃんと、人気声優西島の動きも笑えます。
恋愛色よりも笑いが強め。電車の中で読んではいけません。吹き出します。

ずっと笑いっぱなしでコメディ?と思ってたら
ちゃっかりいろんなところで恋愛が進んでいたり。
最後は切なくもすこし笑えるエンディングです。

「二つの世界が同時進行している」のがミソかな。