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今頃になってから気づいたけど

躁と鬱の間をふらふらしながら、音楽聴いたり読書したりアニメ見たり。

ウォーク・イン・クローゼット

ウォーク・イン・クローゼット

ウォーク・イン・クローゼット

一昨日読了。

綿矢さんの描く女性は生々しく女子的であると思う。あまり女子的でない私から見ると滑稽に思えるような、でも本人もそれをどこかでわかってて、それでもそういう暮らしがいいんだからほっとけ!という投げやり感すらあるような、そういう女性。きっとなにか盲目的な趣味がない女性ってこういう日々を生きてるのかなぁと思わせられます。自分だとGLAYフジロックか酒か鬱っぽいこと言うかの4択。

幼い頃からの友達はタレント兼モデルで人に言えない相手のこどもを授かる。スタイル抜群の彼女の身代わり役として、トレペで身長をごまかして大笑いしながら、パパラッチを巻くために真顔で演技。駆け込んだホテルのトイレで陣痛に耐えながら迎えの車を待つ。10代のころには憧憬でしかなかったそういう風景が、20代後半になると「あるかも!」と思う。あんなに遠かった景色のはずが、年を経て訪れるとあっさりとして滑稽だ。おとなになったはずだけど、おとなになんてなってない。大人の秘密。そんな歌もありました。

もう一篇のほうはストーカーの話。何かを発信する側と、受け取る側の、齟齬とか責任とかいろいろ。ちょっと説教ぽかったり自分語りぽいのは、やはり結婚をしたり年を重ねたからだろうなと。10代で書いた『インストール』が瑞々しかったように、20代で書くこの本はとても20代の瑞々しさを感じる。私にとっていつでも、生々しい作家。

pind.hatenadiary.jp
過去の感想まとめ

最近思うことは「酒抜きの人間関係を築けるのは18までだから存分にやっておけ」とか「18禁を見ることができない年齢でいられるのは人生のわずか数年だからモザイクを楽しめ」とかそんなこと。禁止されていたものが多かったけど、純粋に楽しかったなぁとか思う。